2014年11月3日月曜日

人を理解すること~映画『フリーダムライターズ』より~

私の大のお気に入りの映画『フリーダムライターズ』。
今回観たのは3回目です。あまりに感動しましたので、いつもにまして長文ブログ失礼しますm(_ _)m
この映画は何度観ても飽きません。見ている時間さえ感じさせないほど引き込むものがあります。
この映画はアメリカの実話を基にしたノンフィクション作品で、ヒラリー・スワンク演ずる新米英語教師エリンが人種差別で荒れている学校に赴任し、苦心し、試行錯誤を重ね、生徒の隠されたリアルな苦しみを少しずつ理解していくストーリー。
この映画から教わることは、人の心を理解することって、本当に難しく、だからこそ、わかろうとする熱い思いが何より大切だということ。
教師の物語ですが、カウンセラーとして日々人と向き合う姿勢の勉強にもなります。
エリンは生徒と出会った当初は知的な側面からわかったように生徒に対して授業を行いますが、生徒からは相手にすらされません。
しかし、エリンの生徒に対する理解を諦めようとしない熱心な姿勢が響き、生徒はそんなエリンに少しずつ、心を開き始めます。
極めつけの場面はエリンが生徒一人一人にノートを渡し、何でもいいから日記を書いてくるよう、本気で生徒に向き合うところ。
生徒同士すら知らない、誰にもわかり得ない日常に起きている人種差別からくる暴動、家族の問題、生きるか死ぬかの毎日…一人一人異なる測り知れない過酷な環境とそのリアルな苦しみを生徒が自分の心の声で綴り、エリンは理解に力を尽くします。
エリンに理解され、向き合う程度に応じて、生徒も心を許し、表情が和らぎ、自分と向き合って、寛容に成長していく展開の在り様は素敵です。人と心を通わせるって素敵だな、と。
人間の心って、わかっているようで、わからないことはたくさんあります。自分のことすら、わかっているようでわかっていないことは沢山(笑)。
わかっていないことをわかり、そのわかっていないことを何とかわかろうとする、そんな姿勢をいつまでも忘れずにいたいと思います。
そしてその姿勢を忘れそうになった度に私はこの映画を何度も観ることでしょう(笑)。
スタッフR

 
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